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dittoとは

 

スカーフが結ぶ、アートとファッション。

The scarf that ties art and fashion together.

 

 

写真家、イラストレーター、建築家など、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちのアートをファッションアイテムに落とし込む事で、「アートを購入する」を身近に体験してもらいたいというプロジェクト、ディット。2013年からスタートし、100%シルクのスカーフをアート作品として販売している。

 

"ditto" is a project that aims to familiarize the experience of buying art, presenting fashion items merged with artworks produced by people from different creative fields, including photographer, illustrator, architect, among others.

 

 

 

 

 遥か昔、テキスタイルは大切なメディアのひとつでした。民族の神話や言い伝えが描かれたテキスタイルは、時として国境を越え、異国の文化を伝えていました。〈ditto〉のスカーフも、そうした古来からの布の性格を受け継いでいます。日々使うことのできるメディアに表現されるのは、写真家、ペインター、イラストレーターなど、さまざまなジャンルで活躍するアーティストたちによるクリエイション。アートという枠にとどまらず、日常に浸透し、人から人へと広がっていくことでしょう。

 

 スカーフは、使い手の想像力によって、その可能性を拡張してゆきます。ファッションアイテムとしてはも ちろんのこと、ものを包めばバッグ代りになったり、額装すれば立派なアート作品にもなります。上質なシルク100%の素材に、オリジナル作品のクオリティを損なわない高品質インクジェットプリントを施した 〈ditto〉のスカーフは、身に纏ったり飾ったりすることで、日常を少しだけ特別なものにしてくれることでしょう。

プロジェクト立ち上げのきっかけ

 

    三越のファッションバイヤーだった母は〈Dior〉や〈CÉLINE〉といったブランドを愛用していました。彼女の趣味はパッチワークで、その材料を求めて行く手芸用品店に、わたしもよく付いていったものです。上質さへのこだわり、そして布への愛情は、こうした母との思い出が育んだのだと思います。審美眼が高く、またもの作りもしていた母の影響から、わたしもゆくゆくはもの作りに携わりたいと思いながら、様々な仕事をしてゆくなかで、多くの優れたアーティストに出会うことが出来ました。このような素晴しいアーティストたちのクリエイションを出来るだけ多くのひとに伝えたい、そう考えたときにまず浮かんだのが、学生時代、母から譲り受けたスカーフでした。そこから生まれたアートとファッションの接点が〈ditto〉です。                                                                                                                                                         〈ditto〉プロデューサー・佐々木奈美

 

 

 

 

profile

佐々木奈美

1983年生まれ。バンタン芸術学院卒業後、インディーズを中心とするレコードディストリビューション会社「バウンディ」、音楽系CSチャンネル「スペースシャワーTV」に勤め、音楽業界に携わる。その後、原宿のカルチャースポット「VACANT」のスタッフとして、アート、ファッション、音楽など、さまざまなイベントを多数手掛けた。現在は、恵比寿のライブハウス「リキッドルーム」2Fに併設されたギャラリー「KATA」のディレクターを務める。        アーティストたちとの繋がりを活かし、ものづくりがしたいと思い、2013年、「ditto」を立ち上げる。

 

 

 

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